24回初回合格。試験対策で使用した書籍・ロープレ会ほかキャリコン周りについての情報

キャリアコンサルタント試験 合格までの費用について

キャリアコンサルタント試験にかかった費用についてざっとまとめてみました。残念ながら現状では資格を取得後に対費用効果が低い資格との認識(資格が無くともキャリアコンサルタントとして仕事が出来てしまうので、資格は現状、あれば尚可程度で過度の期待はしない方が良いかと)でしたので、なるべく費用のかからない学習法を模索したつもりです。

(学科)

養成講座の費用     292,500円 (養成講座の窓口相談で1万円割引価格)

(合格後の返金50%)    -146,250円  

1年以内に雇用保険のある会社に就職すると更に20%返金されます

 

(論述)        

養成校の論述講座             10,000円   

 

(実技)

無料ロープレ会

有料ロープレ会参加費用  12,000 円(1,500円 x  8回) 

たまにココナラ      10,000円(2,000円 x 5回)

 

受験費用

学科           8,900円

実技(論述+面談)     29,900円

    受験までの費用 217,050円

 

登録費用(合格後)

登録免許税                           9,000 円

登録手数料                           8,000 円 

キャリコン登録までの費用
            234,050円

他、参考書、養成校への交通費など含めると私の場合は25万円程度でしょうか。

専門実践給付金を使っても取得までは結構費用がかかるですね。

 

資格取得後にも5年ごとに更新講習が必要となりますので、実はまだまだ費用がかかります。こちらについては別途あらためて。

なので、更新をやめてしまう人も多いと聞きました。合格者は毎回増えているけれど、資格を失っている数も一定数いるようですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

キャリアコンサルタント試験 実技対策③口頭試問

受験生の時に、実技試験の口頭試問が苦手というお話をよく聞きました。

私は養成講座が終了した後まもなくから

① 火曜日夜の@キャリコンスタディ無料ロープレ練習ルーム (careerconsultant-study.com)

 

② 週末@なないろキャリア無料ロープレ練習ルーム (careerconsultant-study.com)

週2回のロープレ会に参加することでこの問題をクリアできたと思っています。

 

①では他の受験生の口頭試問を聞く事で、上手な方の口頭試問を書き取り、次回自分のものとしてアウトプットする事でだんだんブラッシュアップされていく

②では確実に有資格者から20分のフィードバックが得られるので、口頭試問へのアドバイスなどを参考に更に磨きをかけていく

この2点を繰り返すことでだんだんと自分オリジナルの口頭試問のテンプレみたいなものが出来てきて、平行して論述対策をする事で今後の展開について、ケースごとに何が問題かを把握する力が付きました。 なので、口頭試問は、ケースを聞くと何となく、ああ、方策の鍵はきっとこのあたりだなあと想像がある程度つくようになりました。

何となく身につくには時間がかかるので、ここでも実技対策には早めから取り組む事をお勧めします。

 

以上

 

 

 

 

 

 

キャリアコンサルタント 利用したサイト・ブログ・SNS

試験対策とはいえないまでも、他の人が養成講座修了後試験までにどんな風に学習していたのか気になるところです。

情報を得るために利用したのが下記になります。

 

1.みんなで合格キャリアコンサルタント(通称”みん合”)

www.career-consultant.info

キャリアコンサルタント試験の受験生には最も知られたサイトではないでしょうか。

みん合は書籍(参考書・問題集)の他に、ウェブサイトの会員もあり、私は書籍利用のみでしたが時々サイトを覗いてました。書籍の発行は春先で、その後発表される統計が記載されない等どうしても情報が古くなってしまうので、アップデートされた情報をメインに閲覧していました。プラス会員(ウェブ会員)になると限定記事も閲覧できるので、学科が不合格だったら会員になろうと考えていました。統計などの情報やまとめ、傾向や合格者の分析など豊富な情報があるのでとても参考になります。

 

2.キャリコンスタディ(通称”キャリスタ”)

毎週火曜日夜の無料ロープレ会が有名なキャリコンスタディですが、その他にもライン登録すると、毎日問題が配信され受験生同士で点数をテキストしあうシステムや、論述の持ち寄り会なども開催され非常に有意義な組織です。もちろん有料の実技・論文支援模擬テストなどもあります。私は毎週のロープレ会や過去問などを主に利用していましたが、最後は卒業式もあり卒業証書も貰えるとても暖かい組織です。

careerconsultant-study.com

 

3. キャリコンシーオー(論述とロープレ対策)

caricon.co

こちらも受験生の間ではよく見られているサイトではないでしょうか。何より!論述の過去問に対する模範解答が見れるからです。論述の回答が公開されておらずモヤモヤする中、ここで閲覧できるご経験のあるキャリコンの回答なのでとても簡潔、論理的で大変参考になります。

Youtubeでは実際のロープレの動画をアップロードしてくれているので、こちらも大変参考になりますよ。厚労省のHPなどで見る大人しい女性ではなく、今風のサバサバした女性キャリコンに好感が持て、結構自由に質問をしながら綺麗に気づきを与えていく見事な様子に、”あーこんな感じなんだ” と見入ったものです。

 

4.なないろキャリア(実技対策と資格保有後)

nanairocareer.com

こちらは毎週参加していたロープレ会になります。初回無料で、2回目以降は1,500円/回で毎回20分ものフィードバックを複数のフォルダーからいただけるので、対費用効果の高いロープレ会でした。養成校の実技指導はワンオンワンで1万円前後(60分程度)のものが多いのに対し、なないろは試験前10回参加しても15000円程度、しかもホルダーに2級技能士資格保有者が多い格の高いロープレ会なので、私は1.様々なCLに対応できるよう、2.自分の型のようなものが定着できるよう こちらに計10回参加しました。毎回20分程度のフィードバックを複数のホルダーから頂け、ホルダーやCL役の暴走もなくとても勉強になりました。費用は初回無料で10回参加しても13,500円。 実技に悩み抜いた私が1回で合格できたのはこちらの実技指導のおかげと思っています。他に学科や論述対策もあります。資格保有後にも勉強会などに参加させていただけるアットホームな組織です。

 

5.X(旧Twitter)(情報収集など)

最新の情報や他の受験生の情報を見るのに時々参考にしていました。 試験に焦り悶々とするときも他の受験生も同様である事を知れるとほっとします。 

ロープレの相手を募っている受験生を見つけたら、一緒にロープレをしたりと利用範囲は広いです。

 

以上

 

 

キャリアコンサルタント試験 使用した参考書・問題集

試験対策だけを考えると、使用した教材の評価は、試験後に実感できるように思います。 なぜなら、出題された問題に近い問題が掲載されていたり、知識を得る事ができて得点できたからという点にあるでしょう。

ここでまずは、試験対策に効果的だった教材(参考書・問題集)をご参考までにまとめてみました。

 

1.養成学校のテキスト(5冊プラス補助テキスト2冊)

  量が多すぎかつ持ち運びに良いように何冊にも分散されているので、学校の講義用に作られたものと捉えていました。なので学校での利用が殆どで、後は他の参考書をメインに使用、わからない部分のみ時々参照していました。

 

2.国家資格キャリアコンサルタント 学科試験要点テキスト&一問一答問題集

 俗に言う表紙にあるウサギのシリーズのうさぎ本と言われるものです。うさぎ本は他にも何冊かあり私はこの学科対策のほか後述する”面談・論述対策”の2冊を利用しました。

 過去問が何題も含まれているので、効率的に試験対策をしたい方にはお勧めです。しかし説明は少ないので、補完する意味で例えば”みん合”のような参考書が別途必要になると思います。使い方としては何度もこの問題集を解き、わからない部分を3.で調べるというスタイルでした。

 

3.”みん合” テキスト(ネットをお勧め)

学科対策には本書と1問1答のほぼ2冊で学習しました。みん合はキャリコン受験生では広く知られた良書&サイトです。書籍はどうしても情報が古くなり、印刷後に統計などの新版の発表があったり(大抵出題は翌年以降だったりしますが)、紙の分量分に情報が限られるので、直前はネットも時々参考にしていました。

ちなみにみん合ネット会員(プラス会員)は下記から。

www.career-consultant.info

 

面談・論述対策

4.国家資格キャリアコンサルタント 実技試験(面接・論述)実践テキスト

論述・面接対策の参考書はあまり多くありませんが、こちらは”うさぎ本シリーズ”の対策本で、論述の答え方が例題と共に、また実技試験の対策が事細かく、受験会場の椅子の並びの図解から例題など受験団体ごとに記載があり大変有用な良書だと思いました。

 

学校で勧められる参考書(キャリコン王道本)

5.キャリアコンサルティング 理論と実践 (木村周)

  試験の内容は殆どこちらに網羅されているという事で、キャリアコンサルタントを目指す方でこの本を知らない方はいないのではと思われます。何度も重版、改定されていますが、何分表現が堅苦しいのと字が細かいのとで私は殆ど利用しませんでした

 

6.新版 キャリアの心理学 (渡辺美枝子)

  暗記で苦労するのは理論家とその理論の内容です。最も最近はめっきり出題数が減ってきてはいますが、理論家を詳しくまとめているのがこの本です。5.と同じくキャリアコンサルタントを学ぶ方なら知っている本といえるでしょう。私は途中まで読みましたが、年齢もあるのか知識定着には至らず試験対策としては使わず仕舞いでした。

 

 



 

 

学科試験当日 昼休みなど

緊張の中で迎えた学科試験ですが、私が受験した会場は都内で、養成校仲間全員が恐らくは同じ会場だったようです。

受験会場のクラスにも複数名知った顔がいて、二言三言言葉を交わすだけで、少し緊張がほぐれたのを覚えています。

 

学科試験は100分で50題を解く事になります。最後のページ(キャリコンの倫理綱領)50問目からスタートすると早いと聞いていたので、私は50問からスタートしましたが、受験回が難易度が高く結構後ろからでもつまづきつまづきで時間配分が足りるのか焦りました。

24回は学科の難易度が高く試験後は重い気持ちでしたが、昼休みに養成講座仲間と”難しかった”という感想を共有するだけで、自分だけじゃなかった。。。と安堵し、午後からの論述への立て直しができました。

昼休みは昼食場所や購入する店が構内に無いので、受験生の多くが外のベンチで食べましたが雨だったらどうなってたのだろう?と思いました。

 

昼休みは受験生同士話さず論述の対策をするべしとの説もあります。性格にもよるかと思いますのが、普通の難易度の回であれば、そこまで不安になる事もないので一人黙々と論述対策をしても良いかもしれませんね。

 

以上

 

 

 

キャリアコンサルタント試験 実技対策②

キャリアコンサルタント試験の実技対策として私が利用したサービスは主に前述、

キャリコンスタディ

careerconsultant-study.com

なないろキャリア

nanairocareer.com

2本立てでしたが、試験が近づくにつれてロープレをしていない日はとても不安になるという状況に陥りました。

 

理由としては、論述もさることながら正解が公開されていないので、”合格点に達しているのか自分ではわからない”、”自分が正しい方向に進んでいるのかわからない”というモヤモヤ感と、同時に、ロープレを重ねる中で得てきた色んな知識が頭に蓄積されてきて、考えすぎてロープレがぎこちなくなっている という変なスランプに陥り始めたからです。

この頃には、学科や論述の自己学習がひと通り終わった受験生が実技の学習をし始め、ロープレ会はどこも混雑し始めていました。

 

そんなときには、下記をたまに利用しました。

3.Twitter(X)で相手を探す

4.養成校仲間(すでにラポールが形成されている為、あまり有効ではないとの指摘があります)

5.ココナラで有資格者を探す(相性の合う合わないがあるかと思いますが、優秀な方に出会うと良い支援を頂けます)

6.他に初回無料のお試しというキャリコンが行っている講座が幾つかありましたので、枠があるところはチャレンジしていました。中でもLEAD Career (リードキャリア |キャリア支援者のための受験支援・活躍支援ーキャリスタ (peraichi.com))は、実技後に分析結果をチャートにして出してくれるので、とっても参考になりました。

繰り返しになりますが、こうした実技対策は試験直前になるとどこも予約が入りにくくなりますので、早い時期から始める事をお勧めします。

 

以上

 

 

 



 

キャリアコンサルタント試験 実技対策① 

キャリアコンサルタント試験では、実技試験が私にとっての最難関でした。養成講座内で何度か経験済みでしたが、ついに何が得点につながるのか理解できないまま養成講座は終わりました。

 

不思議なもので、この時点ですでに自信を持っている養成講座仲間も居ましたが授業の中では仲間同士、先生との2通りしかロープレのバリエーションはないので、ここで自信がつく事は寧ろ警戒したほうが良いでしょう

というのも、養成講座仲間同士では、お互いほめるばかりで、下手や欠点が顕著であっても本人に直接指摘する事は遠慮があってできないからです。またすでに気心が知れてしまっているので、緊張もありません。

こんな小さな世界では井の中の蛙です。 自分の実力を知る、つけるためには個人的には外の世界で未知の人にお相手をお願いする方が、試験の環境に近づけるかと思います。

 

話をするのが上手、実務で経験済みの方にとっては楽勝!と思われるかもしれませんが、通常の相談を聞く姿勢とは異なり”傾聴”の姿勢が求められます。

”傾聴って何だろう?” 相談者(Client)の話を否定せず、受容し、共感的に理解する聞き方で信頼関係を築く為の土台となるものですが、実技試験の15分では一般的な相談(60分)のうち、信頼関係を築く段階の15分間を切り取って審査されます。(なので、実技試験15分後の口頭試問で、この先どのような支援を考えているか(キャリ協)? とかこの先45分でどのように展開するか?(JCDA) について質問されます。)

 

恐らくは、普段友人の相談などでは見られない慎重さや、問いかけの技術が求められるので、他人の話を聞けない人、すぐに助言する人、共感しすぎる人は、独特な技術の習得が必要になるでしょう。

とはいえ、あまりにそれに囚われると自然ではなくなるので、ロープレの回数を重ねるごとに身についてくるものではと思いました。

 

私はあがり症もあり、最初から苦手意識が強かったので、養成講座の実技対策という単発の指導より、とにかくロープレの回数を増やし体に定着させていく方法を選択しました。ここで困ったのでロープレの相手です。通常は

1.養成講座仲間と(気心が知れてしまって効果は薄い?)

2.養成講座の実技対策(単発)

3.他の有料実技対策

となるかと思うのですが、私は回数重視で費用をかけたくなかったので主に以下の2つをメインに選択しました。

 

1.キャリコンスタディ 毎週火曜日夜の無料ロープレ会

careerconsultant-study.com

キャリコンスタディは受験者にとっては有名なサイトだと思います。学科や論述対策もあり有料の指導もあります。他にLINE登録すると毎日学科の1問1答が配信されるので、少しずつ学習する事ができる親切なサイトです。何よりロープレ他無料で利用できる支援が多くあり、とても良心的でした。難点は試験に向けて利用者が増加していくと、ホルダーの数が足らなくなり、受験生3名でのロープレ会になってしまう事です。相手を褒めましょうという大前提はありますが、有資格不在の3名という無法地帯では、たまに言いたい事を言う人に当たってしまったり、3名となると2対1で正しい事が通らなかったりと、ストレスになる事も稀にあります。お互い有資格ではないので、相手の指摘を素直に受け取れないという事もあるかと思います。あくまでも自分の練習の為と思い、無資格者の指摘は聞き流すくらいの気持ちで臨まれると良いかと思います。無資格者3名の時には、情報交換などもできて楽しかったです。

 

2.     なないろキャリア毎週土曜日午前

nanairocareer.com

認知度は低いのですが、こちらでは、有資格者が必ずロープレ会に入り(最高4名入った事がありました💦、毎回きちんと20分のフィードバックが得られるという贅沢な実技支援でした。有資格者には2級ホルダーも多く、暴走する無資格者もなく、安心してじっくりと指導が受けられます。

有料の実技指導は1回3000円~10000円くらいが相場かと思いますが、こちらは1回1500円!で、かつ初回は無料と安価なので、私は毎週参加していました。養成講座の先生の実技指導は1回10,000円程度。主催者が毎回試験対策について色んな情報を共有してくださるので、私にとってもこちらが非常に有用でした。

 

基本的に実技対策は 毎週2回 上記 1.+2.に試験前ほぼ3か月参加していました。(結果試験は全てA判定で合格できました)

いずれも参加者が少ない早い時期に登録をすると、有資格者から丁寧な指導を得る機会を得られ 余裕をもって試験に臨めるはずです。 学科の自己学習が終わってからと実技を後回しにする受験生が多いですが、試験が近くなると受験生が殺到し、また自身、時間が無くなり焦ってしまうと思いました。実際友人は自信があり、後半から参加しましたが、たくさん指摘されかなり焦っていました。

 

以上

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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