24回初回合格。試験対策で使用した書籍・ロープレ会ほかキャリコン周りについての情報

キャリアコンサルタント試験 論述対策

キャリアコンサルタント試験で最も悩ましいのが論述対策ではないでしょうか。

なぜなら、養成講座内では教えてもらえないから、そして学科試験と異なり、論述試験の正解が公開されていないため ”多分こんな回答を書けば合格点になるのではないか?” という手探りでの学習になるからだと思います。

論述の試験問題は キャリアコンサルタント協議会とJCDAという2つの受験団体で試験内容が異なりますので、こちらも要注意です。

各受験団体の公式HPに過去3年分の論述試験問題は公開されていますので、こちらをダウンロードしておくことをお勧めします。3年分のみなので、早めにダウンロードしておけば、少なくとも次の更新まで4年分を蓄積できます。

 

論述試験過去問

キャリア協議会

https://www.career-shiken.org/about/learninfo/

 

JCDA

過去問題 | 国家資格 キャリアコンサルタント試験 (jcda-careerex.org)

 

私は思い切って、養成校の対策講座(1日)を受講しましたが、正直期待したほど点数があがらず効果があったのかよくわかりません。ただ、この講座では、実技の話や論理的である事の説明があり、また養成講座終了後に仲間に会えたのは良かったです。

 

過去問の回答については下記サイトで数年分を公開(プロキャリコンの回答例)されてますので、参考にさせていただきました。

 

キャリコンCO論述回答例

caricon.co

 

他にも キャリコン試験 論述回答例 などで検索すると、更に過去問や回答例が見つかりますので、頑張って探してみてください。

 

私は運よく仲間から過去問も数年分入手できたので、論述は過去6年分くらいみっちり学習しましたが、学習時間に対し得点が低かったので、未だに何が正答だったのかわからずモヤモヤを引きずっています。

 

実技は論述と実技の総合点となりますから、論述が苦手でも、実技ができていれば合格点に達するのは難しくないでしょう。

 

※キャリコンCOはYoutubeでロープレの動画を何本かアップしていますので、こちらも大変参考になりました。キャリコン役の方がサバサバした雰囲気で、展開も早く、面白かったです。

 

以上

 





 

 

 

キャリアコンサルタント試験 学科対策② 統計対策

過去問の繰り返しで知識を広く蓄えていくと同時に、毎年出題される統計をどうするか?が頭が痛い問題でした。

 

”統計対策講座”を持つ学校もあるようですので、そこで効率よく出題されそうな統計について学習されるのも良いかと思います。

個人的には、下記理由から時間がかかりすぎると判断し

1.年齢と共に記憶力が衰えてきていた

2.あちこちのサイトで公開されている統計のデータを集めるのに時間がかかる

3.直近のデータ(あるいは試験に出る年)がどれか特定できない

 

統計の資料としてはキャリア協議会から購入できる下記が一般的なようですが、最新情報を得るには官公庁の各々のサイトを確認するか、時間が無ければ、みん合で試験直前にまとめてくれる情報を確認すると良いでしょう。

キャリアコンサルティング関連情報集 2023年度版 | 過去問題集や参考資料を購入したい | 特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会 (career-cc.org)

 

”みん合サイト”

www.career-consultant.info

を試験直前にチェック(これは統計によっては更新される時期が異なるので何度も確認する事で最新情報を得る事ができます)するくらいで、後は捨てました。 ”みん合サイト”は親切で、前年度の比較など出そうなポイントをまとめてくれているので、ざっと目を通すだけでも少しは身についたような気がしました。

 

実際 受験回では ”学習していれば得点できたか?” がわからない問題が数問出題され、実は 統計以外の問題で確実に点数が取れれば十分合格できる構成 になっているのではないか?と個人的には思っています。 養成校仲間でも統計にかける時間が惜しい、数値が多く暗記がしにくいなどの理由から、捨てた人は少なくないと思われます。

ただ、数値や暗記に強い人には得点源となりますので、もちろん学習しておいて損はないでしょう。

 

以上

 

 

 

 

キャリアコンサルタント試験 学科対策①

さて、養成講座修了後、試験まで私はほぼ3か月間という時間がありました。

ここで、養成講座中は真面目に勉強していなかったから。。。と受講した内容をノートにまとめるという勉強法を選択する方もいるようですが、私は殆ど最初から試験対策に絞って学習しました。

 

なので、まずは直近の過去問を解いてみてどんな試験か理解し傾向を把握すると共に、間違えた問題について、1問ずつ参考書で内容を確認していくという作業を行いました。

1.直近の過去問を解いてみる(Web上に公開されています)

キャリア協議会

https://www.career-shiken.org/about/learninfo/

 

2.傾向を把握したうえで、間違えた問題について参考書などで(下記3.や養成講座のテキスト)すり合わせ知識を深めていく

 

※この1.+2. の作業を少なくとも過去3年分の問題で繰り返しました。問題数は少ないですが、それぞれについて調べていくと、意外に時間がかかりちょっとイライラします。試験直前にこの作業を行うと時間がかかり焦ってしまうので、早い時期から始める事をお勧めします。

 

3.学校の教材の他に市販の参考書を1冊購入

 

4.学校の教材の他に市販の問題集を1冊購入

いわゆるウサギ本シリーズです。私はこちらと論述・実技対策の2冊を利用しました。過去問が入っているので、繰り返す事で知識が定着します。

 

5.4.を何度も繰り返し解き、参考書や養成講座のテキストで確認していく。

 

6.アプリで全ての過去問を解いてみる。

monaca という会社の キャリアコンサルタント という過去問のアプリを使用していました。簡単な解説もあり、隙間時間にもおすすめです。ただ、過去問は直近2年分がないので、2年分についてはみん合やキャリコンスタディなどのサイトで解説を確認していました。

 

7.2級技能士の過去問(Web上にある)を過去3年分解いてみる。

https://www.career-kentei.org/about/learninfo/

※難しそうですが、案外国キャリと共通している問題もあり、試験対策として推奨されています。

 

8.Web上で ”みん合サイト

www.career-consultant.info

 

 

を確認し、最新情報を取得していました。(非会員)

 

私の受験回(24回)は学科が難しく合格率が著しく下がり冷や冷やしましたが、この勉強法で合格できました。

 

キャリアコンサルタント試験は何年かに一度こうした合格率が低くなる年がありますが、その次の回には逆に易しくなるようですので、万が一落ちた場合には次の回で合格できると思います。

 

以上

 

 

 







 

 

 

 

養成講座はどの学校がいいの?

養成講座の選び方

キャリアコンサルタント資格取得を決めたら、まずは養成講座に通い受験資格を取得する必要があります。

養成講座は大抵の大手専門学校で見つかりますが、キャリアコンサルタントには受験団体が2つあり(JCDAキャリア協議会)養成講座を受講する学校により決定します。

 

例えば日本マンパワーの養成講座を選択されると必然的にJCDA が受験団体となります。 それ以外はほとんどがキャリア協議会となります。

どちらで受験しても、合格率に大差はありません。違いは

論述試験の問題(後述)と CCとして重視する点 などでしょうか。

 

また資格取得後、JCDA受験の方はCDAという資格を名乗れ、更新講習を受講する費用の割引のメリットなどがあるようです。 キャリア協議会で受験した方がCDAを名乗るには、あらためて複数の講座受講が条件となります。

 

私の場合を紹介すると、複数校のパンフレットを取り寄せ、最もわかりやすくでシンプルなカリキュラムの学校にしてしまったのですが、後から他校(後発)にすればよかったかもという反省がありました。 

とはいえ、合格できましたし全国に受験生の多い学校でしたので学校仲間との繋がりがあり結果オーライでした。

 

大抵の学校は養成講座を受講し受験資格取得後(③)は、学科、実技や論述対策などそれぞれ自己学習が必須となります。論述については養成講座内では殆ど触れないので対策講座を別途選択し受講していく事になります。また実技も大抵の人が養成校仲間や別途講座を受講し学習しています。養成講座はカリキュラムが決められている為、実技や論述に割く時間がほとんど無い為でしょう。なので、試験対策は養成講座終了後からが本番といえるでしょう。

 

受験までの流れ

①学校選択

②養成講座受講(オンライン・実講座)

③受験資格取得

④自己学習期間(論述・実技・学科)

 -養成校仲間とのロープレ実技対策

 -別途対策講座の受講(学科、論述、実技)

 

⑤受験

学校によっては、このシステムが養成講座と平行して幾つも行われていたり、バリエーションがりすぎてすぐには理解できないものもありました。私は資料請求のみで複雑すぎて費用もかかりそうな学校は止めて、とりあえず最低限の講座を受講できる学校を選択しました。

 

ただ、養成講座だけでは試験合格に十分ではないという事を頭に入れた上で学校を選択する事をお勧めします。

 

また、複数の学校でオンライン受講も可能ですが、前述のように、実技試験対策や情報共有等、養成講座修了後は仲間との繋がりから得られるものが多いです。実際合格者に実技の練習方法を尋ねると大抵が養成講座仲間と一緒にしたと答えます。なので、この点に不安がある方は実講座を受講し横のつながりを受講後も確保される事をお勧めします。 オンラインでは受講中でもディスカッションや実技に物足りなさがあり、繋がりが希薄になりがちです。終了後に集まって何かという関係にはなりにくいと思われます。

 

※後発校が差別化の為、様々な公になっていないサービスを展開しているケースがあるようです。資料取り寄せだけではなく、説明会に参加されると耳より情報が得られるかもしれません。

 

以上

 

 

 

 



 

なぜキャリアコンサルタントなの?

何の為に資格を取得するのか?

キャリアコンサルタント資格を取得する目的は何でしょうか? 本資格はまずは養成講座に通い受験資格を得た後に、学科・実技試験を合格して認定される資格です。

合格率は50パーセント前後と国家資格としては高い合格率ですが、これは養成講座を修了し受験資格を取得した後で受験するというところを考えると、ある程度知識を蓄えた後の合格率という事になりますね。実技試験を何回も受け続けている浪人生も珍しくなく、初回で両方合格する確率は45.2%(24回キャ協)となっています。

 

本資格を受験する方は私の養成講座仲間では、企業の人事系、コンサルタント系、教育関係(大学や専門学校のキャリアセンター等) の方が多かったようです。

 

どの資格もそうですが、この資格を取得したからといって即就職が見つかる資格ではありません。

また、この資格は5年更新が必要となり5年ごとに知識と技術のブラッシュアップを要求されます。次回資格更新までに8時間の知識講座と30時間の技能講習が必要となっています。(mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koushin.html 

知識講座は1万円程度実技はどれも1万円~3万円程度(講習時間による)で、平均6時間程度の講習を30時間分として15000円x6時間=30時間、学科と合わせると更新講習にはおおよそ10万円前後かかるようです。年金生活者には痛い出費ですね。 

この更新講習にかかる費用も考えると、せっかく頑張って取得した資格だけど使い道がない。。費用対効果が得られない場合には更新を止めてしまうケースも少ないようです。

 

国はキャリアコンサルタント10万人計画を推進中ですが、その活かし方が明確になっていないような印象です。なぜならこの資格がなくとも、経験から業務はできてしまうからでしょう。資格保有者が優遇される状況には無いのが実情です。

 

なので、資格取得を検討する際には、この資格をどう生かしていくのかじっくり検討される事をお勧めします。

 

ちなみに私が養成講座を受ける前に相談した学校では、行政書士や社労士など他資格とのダブル資格保有を勧められました。

 

以上

 

 

 





 

キャリアコンサルタント試験 学科対策① 統計対策

過去問の繰り返しで知識を広く蓄えていくと同時に、毎年出題される統計をどうするか?が頭が痛い問題でした。

 

”統計対策講座”を持つ学校もあるようですので、そこで効率よく出題されそうな統計について学習されるのも良いかと思います。

個人的には、年齢と共に記憶力が衰えてきていたので、”みん合サイト”を試験直前にチェック(これは統計によっては更新される時期が異なるので何度も確認する事で最新情報を得る事ができます)するくらいで、後は捨てました。 実際 受験回では ”学習していれば得点できたか?” がわからない問題が数問出題され、実は 統計以外の問題で確実に点数が取れれば十分合格できる構成 になっているのではないか?と個人的には思っています。 養成校仲間でも統計にかける時間が惜しい、数値が多く暗記がしにくいなどの理由から、捨てた人は少なくないと思われます。

ただ、数値や暗記に強い人には得点源となりますので、もちろん学習しておいて損はないでしょう。

 

 

 

 

キャリアコンサルタント養成講座はどんな感じ?

いったん受講を決めれば後は養成講座の受講から始まります。養成講座は7.5時間x12日で10日間以上の出席が必須となります。

講義は初めて触れる知識もあり、毎回新鮮だった記憶があります。理論や制度など学科に必要な知識がメインで、とはいえ途中に添削課題が出されたり、Web講座の受講や、学校によっては最終試験があり、xx日目の講義開始までに課題に合格しなければならなかったりと受講中もそれなりにクリアしなければならないハードルがありました。それぞれの課題合格が養成講座修了の要件となります。

受講期間には仕事をしている方も多く、自己学習している方は少なかったような印象でした。試験対策は養成講座修了後からでも十分間に合うし、寧ろそこからが試験対策のスタートといった雰囲気でした。

 

また、ほぼ毎回チームでの共同作業やロープレがあり、次第に皆仲良くなっていきます。私は50代からの学びだったので、普段あまり話さないような若い世代や他業界の方との関わりはとても楽しかったです。LINEのグループが作られ、時には懇親会を開き、養成講座終了後も試験までここでの仲間との情報交換やロープレ会等関わりは継続します。

 

講座内でのロープレは0からのスタートなのでとてもぎこちなく、普段相談業務をしている方以外には、試験までに自己学習が必要となるでしょう。

また、論述に触れる事は殆どありませんので、これについてはほぼ100%自己学習が必要となります。

 

また、キャリアコンサルタントという資格に由来するものなのか、講師の方々が非常に人間味にあふれていて、IT化で殺伐とした時代にとても暖かい雰囲気を感じる事ができました。 私が受講していた学校では、講座終了後も仲間、先輩後輩、先生と関係が継続しているようです。 

 

以上

 

 

 

 

 

 

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